こんにちは、春先で花粉症にさいなまれる私です。朝から晩までくしゃみだらけ。鼻水ズルズルで、困ったものです。集中できるものがあれば別ですが…
さて、そんな春はイベント盛りだくさんですね!新しいことを始めるにも良い季節になりました。
そんな、新しく始める趣味に「弓道」はいかがでしょうか。今回は、そんな「弓道」のおすすめを宣伝させて頂きます!
身に付く力
まずは弓道をする上で、鍛えられる力についてご紹介!
個人的な主観がありますが、私が身に付いたと後々思った力をまとめますと、次のようなものになります。
- 集中力
- 忍耐力
- 精神力
集中力
弓道というと、集中力が身に付く!ということはまず始めに出てくるのではないのでしょうか。的を射る瞬間の、的に向かう意識は回りの音は聞こえなくなり、自分の心臓の音だけが聞こえるほど。個人差はありますが、確実に身に付く力かといえます。
忍耐力
実際に弓を引き始める(弓道をすることは「弓をひく」、弓を作ることを「弓をうつ」といいます)とひしひしと感じることがあります。それは忍耐力。そう、耐え忍ぶ力です。
弓を引く時、的に向かって真っ直ぐ矢を飛ばすには、引き開く時の力の方向が、矢に沿って真っ直ぐに伝わることが大切だと私は思います。
その引く力が、矢を放つその瞬間まで抜けることのないように集中しなければなりません。その力をずらさぬよう安定させるには、その筋肉バランスと忍耐力がポイントになるのではないでしょうか。
弓道をすることで自然と身に付く力ですね。
精神力
的に中(あ)てることにとらわれないように心を落ち着けながら、的に向かって真っ直ぐ引ききる、その先に的中がくる。弓道には「正射必中(せいしゃひっちゅう)」という言葉があるように、正しい射型(しゃけい)をすれば必ず中たる、ということが伝えられています。
段位が上の方は、目をつぶっても、真っ暗闇でも的に中るそう。でも危ないので、真似しないように!
また弓道には、的中を競う大会と、的中だけではなくその一連の動き、所作が審査され段位がつく審査会があります。どちらも独特な緊張感があり、結果を出すにはその緊張をコントロールするかが大事になります。
試合で結果を残せるようになれば、それは自分の力が伸びたという自信にもなりますので、自分に自信が持てなかった私も結果が出たときには、素直に自分を誉めてあげることもできました。心のトレーニングにも最適です。
弓道はいつでも誰でもできる
鍛えられる力の次に、私が個人的におすすめする理由は、何歳になってからでもスタートできる、ということ。
私は高校生の時に部活動として弓道を学び始めましたが、一般の方も30代、40代から始める方も多いのです。現に一般戦(学生も一般の方も混ざった試合)に参加したときには、下は中学生から、上は60代まで参加されております。弓道をスタートしたのが50代後半になってから、という方も少なくありません。
弓道の上手さは筋肉量とは別
筋肉や体力などに関して、非常に心配になる方も多いかと思いますが、ご安心ください。弓の強さもさまざまありますので、どんな方も引くことができるようになります。弓道で使う筋肉は普段あまり使わない、背中の肩甲骨周辺の筋肉になりますので、正直、どんなマッチョでも正しく引こうとすると引けていない方も多いです。
コツが大切ですが、感覚としてはふすまを真横に開ける時の筋肉感覚が近いかもしれません。要するに訓練が必要ということですね。私もはじめの頃は、小学生が使っている小さな弓より力が弱いものでもプルプルしていたのを覚えています。
7kgですよ、7kg。分かる方には分かるかと思いますが、それでプルプルしてたなんて、本当に成長しました。でもそれでも練習を重ねることで、最高では18kgの弓を引くことができていました。
また、年齢が若いからといって中たる人が多いわけではありません。若いと筋肉量でカバーしてしまうので、こういった方は練習をサボってしまったり、矢数をかける(何本も矢を射ること)とすぐに中らなくなってしまいます。
それよりは、正しく体の骨格を型にはめること、筋肉を必要最小限にすることが大切です。これができると矢数をかけても的中がガクッと落ちることはありません。腕相撲で勝った相手に弓道で負けることなんてしょっちゅうでした。悔しいけど、上手く体が使えていないとそれだけで勿体ないので、初心者の方は焦らず、まずは形を整えることに時間を使うとよいでしょう。
目的に合わせられる趣味
いかがでしょうか。少しは弓道の良さが伝わったでしょうか。まだまだ伝えきられていない部分が多いので、また引き続き追加させていただきますね!良ければ皆さん読んでみてください。
そしてもし良ければ、弓道を実際にやってみてください。きっと素敵な時間を過ごせると思います。私も高校、大学とこのスポーツに時間と愛を費やした身ですが、その後悔は今もありません。あの独特の感覚、的に中ったときの音、弓に張った弦(つる)の弾く音。
五感が癒される、そんなスポーツだと私は思います。ちょっと熱量が上がったので、この続きはまた別の記事で。では、皆さんごきげんよう!
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