どーもー、役者になったといいながら、先日初めての舞台を踏んだ私です。そんな初経験を備忘録として、まとめていきます!…これ、後で読んだら恥ずかしいんだろうな…
オンライン公演の全部?
今回はコロナ禍ということもあり、オンラインでの公演となりましたが非常に面白くワクワクするものでした。
今回、初めて出た舞台、それはアカデミーの修了公演。いわゆる一年の総まとめ発表会、のようなものですね。でも配役から演技、発表までもちろん通して実際の公演と同じように扱われています。
初めての本読み
配役から始まったこの公演でしたが、初めて挑むオーディションは、学内オーディションとはいえ、ド緊張でむかえた本読みでした。
きっと本来ならオーディションがあって、それぞれの台詞を覚えてぶつかることだったでしょう。ですが今回は自分のやりたい役の台詞を読むというもの。
もしかしたら、自分には役が当たらないかもしれない、裏方で頑張る立場だった私は、自分で役がとれるのか不安な一日でした。
終わった後、クラスメイトからさまざまな意見を聞きました。楽しかった、もっとやりたかった、これの解釈が出来なかった等など。でも私の中で思ったこと、それは「本読みって難しくね!?」。
台詞を読むだけ、読んでその中で動く気持ちをそのまま伝えるだけ。なのになんでこんなに難しいんだ!?そう思ってぶつかった電柱に泣きそうになった一日でした。
台詞を覚える
そんなこんなで、約一週間ほどで配役が決まりました。何と、二役を頂けることに!この上なく跳ね、飛び上がったのを今でも覚えています。
そうして、まずは台詞を覚えることから、私の戦いは始まりました。稽古が始まるまでの期間、約二週間。毎日台詞を繰り返し読み返す。
物覚えが悪い私にとっては、本当にイライラしてしまいます、自分の覚えの悪さに!それを克服すべく、毎朝の通勤、通学の時間往復2時間。みっちり自分の台詞を繰り返し繰り返す。
初めは一週間、全く台詞が頭に入りませんでした。効果が出始めたのは8日目。自分で吹き込んだ台詞の前に、台詞が出始めたのです!嬉しかったぁ、やっと頭が動いたのかと小躍りしました。
その後も引き続き台詞を覚えてきた時、いよいよ稽古が始まりました。
キャストの重み
いよいよ稽古。だがしかし、そこで持ち込む役の性格、感情には、全く意味がなかった。台詞に頭がいっぱいになりすぎて、全く相手の話が聞こえなかったからです。
そしてそのまま進んでいく稽古。あせる自分。でも何度やっても心が通った声にはなりませんでした。それは自分本意の考え方で「役はこうだろう」、「きっとこう動くに違いない」そんな頭から離れられず。いわゆる、自分で自分を演出してしまっていたのです。
役も人間。自分の今の感情があるように、稽古のときも心が感じないと意味がない。そしてそこから教えられた「役への責任」。その役を考えること、その人生を自分が表現すること。その責任。考えたこともなかった大事なこと。これだけでも、アドバイスしてくださる環境、学べて良かったとそう思うのです。出来ているかは別の話ですが笑
あっという間の公演
そんなこんなでいろんなことを考え、実践していく、そしてまた考え、実践。その繰り返しで、あっという間に公演が始まりました。
本番はもうハチャメチャ。もう頭を動かすのをやめたら、また集中できずに…なんて、冷静に自分を判断することもできず。一瞬にして終わりました。
この公演もその前の稽古も、いろんなことがありましたが、それはまた別の機会に。
公演は成功?
初めての公演はすぐに終わり、終わった後も終わった実感が持てないほど、集中してたように思います。
自分の公演をその後見ましたが…一つポジティブにいうとすれば、「うん、公演が終わった後に見て良かった!」
これが役者としての自分のスタートであるのは間違いなくて、そして戻れなくて…でもこれから、どんどん上手くなって、最後には番組か何かで出されたときに腹を抱えて笑ってもらえるような、ネタになればそれで良し!
という考えで、今日のところは締めくくります。
初の試みだったコメディ作品で、滑りまくった話は、また今度。今は体…いえ心を休めます。
ではでは!
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