会社の成長に役立つ?そんなお話。<前編>

エッセイ風

最近は、オリンピックでニュースは満たされていますね。でもそんな中、コロナの影響で仕事が出来ず、退職、転職する傾向も強い今日この頃。正直、私も危ないです。なぜなら、退職率が異様な職場に住んでいるから…

働き続けて1年。この一年の退職率はほぼ100%。あ、私は辞めていないので、”ほぼ”にしております。そう、ここではかなりの人が入れ替わっているのです。

入社してから、採用した人は数ヵ月で消え、知り合いだけが異様に増えていきます。本当に、見事に数ヶ月。そんな社内は、いたって変わらず。辞めた時だけ真剣に考える上司。無口な人、言葉だけな人。そして続く退職の連鎖。このまま変わらず、どんどん人がいなくなるのかなと思うと、私も口出しせずにはいられない!

今回は、そんな会社の悪影響と、平凡なアルバイターである私の日常を紹介します。

いよいよ入社!でもそこには…

あれはもう一年前のこと。面接時には「定時勤務」「残業なし」「休み充実」などと唱われ、それに給料も申し分なしな職場。話していて何が引っ掛かりつつも、面接後数日にかかってきた電話に、

「よろしくお願いします!」

といって決まったあの瞬間には気づきもしませんでした。あんな、地獄のような環境が待っているなんて…。この時に、条件が良すぎるなら余計考えてみれば良かったのに…

初出勤日。私は久々な仕事に少しワクワクしながらドアを開けながら、気分を高めていました。

「おはようございます!」

元気良く挨拶。一日が楽しくなるのは挨拶からだと張り切った私。しかし…

「あ、おはようございます……」

(え?何々聞こえないんだけど?)

そう、ここから全ては始まったのです。面接の時にも感じた違和感、それは”声の張りのなさ“。しかも、社内の皆、そうだったんです。社長から平社員まで。

元気のない割に数人で経営できてるなんて、どんなスペシャリストなんだろう、と、いつも以上にプラス思考を高めて勤務。私は、もう回りには流されないのだ!そう思い一人、声だけは大きく(というか普通にうるさくない程度に)仕事をしました。

問題は人として器が大きいか小さいか

出勤数日、仕事の内容を教えてくれた人は穏やかな方で、あらかた問題なく生活していました。何かあればすぐ相談できる、そんな気軽さもある方でした。ただ声は小さいですが。

仕事場は自分のペースで仕事ができ、ある程度慣れてきたそんな中でした。この社内の異変に気づいたのは。

春の暖かい日が眠気を誘う昼下がり、私の目の前で社内の二人が、作業内容について何やら確認、というか一方的に言葉攻めにしているのが聞こえました。

しばらく聞いていると、どうやらクライアントへのメール内容に不備があったようで、メールを送る前に確認すべきだったがそのまま送ったことが原因だったようです。

「いや、でも確認する内容でもないかと思って…」

「じゃあ何でこんなメール送ってんだ!」

「え、ダメなんですか?!」

「だ!……はぁ………ダメに決まってんじゃん」

「あー、そうなんですね。」

「どこの会社で、ビジネスメールにクエスチョンマークをつけるやつがいるんだよ!」

………え、そこ!?そこだけでそんな切れんの!?いやいや、まぁ普通しないけど、やってる人は意外といるからね?なんならあなたも普段使う「よろしかったでしょうか」もアウトだかんね?

そんなツッコミを入れつつ、その会話のゆく末を聞いていました。

「そうだったんですね、次から気を付けます。」

「それ前も聞いたけど、これで5度目だぞ!いい加減にしろよ!」

「………はい。………」

そんな会話、5度もしてんの?!そっちがビックリなんだけど!社長と社員がする会話かよ!そしてその怒りはもっと場所選んで使えよ!

とかなんとか思いつつ、どうやら、これで会話が終わったらしく空気は重苦しくなったまま一日を過ごす羽目になりました。そして、そこから徐々にこの会社の問題に直面するはめに……

続く連鎖に飛びかかる火の粉。その行く末は…

嫌われるのは怒られる方?怒った方?

そして、そこから数日後。何かが破けたかのように、毎日怒声が聞こえる職場。回りの人は自分の仕事で手一杯なのか、それとも聞こえないようにしているのか、黙々と自分の作業に専念していました。

怒声も耳に入れながら、というか入ってくるんですが、私も他の方を見習い、自分の作業を進めていました。そんなある日。ついにその人が無断遅刻、無断欠勤し始めたのです。

「あれ、今日もあいつ来てないのか!」

ピリつく職場。それもそうです。毎日のように怒声をあげていた人がいなくなった時、さらにあれだけのことで激怒するような人が、怒りを抑えられるわけがありません。その次の対象が誰になるのか、皆、黙っていますが、常に気の張った状態が続きました。そんな中。

「あの件って、もう終わってるよね?」

ビクつく、あの優しき先輩。まさか…

「いや、まだ終わってないです。」

「え、あれだけのこと、まだやれてないの?なんで?」

「すいません、ここでつまってて…」

「ここ前言ったよね!?……はぁ……」

沈黙。ヤバい。この空気はマズイ。そう思った矢先。

「大体、前に言ったやつが出来てないって…いつになったら出来るんだろうね?」

「すいません、今やってるんですが…きょ」

「今日出来るんだろうね?ならついでにこれも、あ、あとこれもやっておいて!」

おいおい、なかなかえげつないことする社長様だな…と心の中で唱えつつ、しばらく先輩の様子を見ていましたが…

「いや、無理ですよ。この間も言いましたけど、まだあんなのもこんなのも残ってますし、第一、まだ出来ないって、毎朝言ってるじゃないですか!?」

おっと、流れが…でも確かに、毎朝、タスクについては話しているようでしたし、今のタスクに詰まっていては、あと数十件のタスクなんて、とても…

そうなのです。ここは、自分たちの仕事に手一杯すぎて、部下の管理、上司への相談が出来ていない会社だったのです。

その後、会話の結末は…

「部下のことも考えずに、何が上司ですか!もういいです。今日はこれやって、定時で帰ります。」

後から聞くと、先輩は毎日残業していたそう。それは上司も見ていたと、先輩が退職届けを出したときに小耳に挟みました。

そこからでした。負の連鎖が始まったのは…

まとめ|覇気のないベンチャーは要注意!

いかがでしたか?

まずは第一弾!これから成長するにはどうするか、考えながら、ブログを書く、そんな内容でした。

書き続けて、最後はハッピーエンド!そんな現実離れしたものではないですが、良ければ引き続きご覧ください。

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